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2014年の大河ドラマは、黒田勘兵衛に。 [テレビの話題]

きのう10日のNHK発表で、
2014年の大河ドラマが、戦国武将の黒田官兵衛を描く
「軍師官兵衛」に決まったことがわかった。


515px-Yoshitaka_Kuroda.jpg


9/26の「2014年の大河ドラマ」では
明智光秀浮上と書いたので、
ちょっと意表をつかれた感じだ。



主演はV6の岡田准一さん。

軍師官兵衛は、豊臣秀吉に天下を取らせた軍師(ぐんし・将軍の
戦略指揮を助ける者)として後世にも名を残した、知的で、正直で、
巧みに弁舌をふるい戦国時代を生きた武将・大名である。
物語は戦国時代から江戸時代前期にかけて描かれる。


物語について。以下NHKより
天正3年(1575 年) 夏。播磨国小寺家の家老、小寺(後に黒田)官兵衛の姿は岐阜にあった。長篠の戦いで武田勝頼を破った勢いに賭け、織田信長に味方すると直に伝えるためだった。首尾よく信長に会い、播州攻略法を滔々と説いた官兵衛はこのとき30歳。信長から二つの宝を授かった。 第一に名刀「圧切(へしきり)」、第二に木下藤吉郎、後の豊臣秀吉である。藤吉郎とともに播磨を平定せよ、信長の指令に従い官兵衛は周囲を瞬く間に切り従える。そして、いつしか官兵衛は秀吉にとって欠かせない存在になっていく。軍師官兵衛の誕生である。天正10年(1582年)6月衝撃の知らせが届く。信長が明智光秀に討ち取られたのだ。声を放って泣き崩れる秀吉に官兵衛は「運が巡ってきました」と耳打ちする。この時すでに、官兵衛の目にははっきりと秀吉の天下が見えていた――。


この冷静で計算高そうなところがいいかも。

ちょっと知的な戦国武将、というのが見たいところだったので、
明智光秀じゃなく黒田勘兵衛になったのは、
やはり天下獲りに向かっていくポジティブなところが選ばれたのだろう。

また黒田官兵衛はキリシタン大名でもあったというから、
豊臣秀吉によりバテレン追放令(伴天連追放令)が出され、
キリスト教の禁教と迫害の時代に勘兵衛がどうなるのかも興味深いところ。

ちなみに現在、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」が
ユネスコの世界遺産(文化遺産)暫定リストに掲載されており、
早ければ2013年には政府により正式な推薦がなされ、
2014年には調査機関による現地調査、そして2015年には
世界遺産への登録が決定されるかもしれないというタイミング。

ということは、2014年にはちょっとキリスト教関連の
プチブームが起きているかもしれず、
そういった流れをもNHKは計算に入れての
大河ドラマ候補決定だったのではないか、
などと深読みしているのは私だけだろうか。





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2014年の大河ドラマ [テレビの話題]

たまたまラジオで耳に飛び込んできたので、
検索してみたら、数日前にこんなニュースが
あったことがわかったのでご紹介。



14年大河ドラマに明智光秀浮上

 2014年のNHK大河ドラマについて、戦国武将の明智光秀を主軸に描くプランが浮上していることが18日、分かった。複数の関係者によると、8月上旬までに光秀の名前が有力候補として挙がり、局内で検討されていたという。

 光秀は「主君織田信長を討ち滅ぼした謀反人」「三日天下」など、一般的には好印象という人物ではない。出自においても謎が多く、本能寺の変に至った動機も諸説あるなど、未知の部分の多い人物だ。

 一方で、時代の大きな転換期に、多大な影響をもたらしたキーマンでもある。義に厚く、勤勉で学問好きで、古い秩序を重んじるまじめな男として評価は高い。軍師として参戦した一向一揆では、夜討ちに備えるように進言し、予想通りに夜討ちがあるなど知略に満ちていたとされる。鉄砲の名手で、歌人でもあり、文武両道の名将。善政を敷き、領国では税を抑え、庶民に慕われていた。

 さらに愛妻家としても知られ、妻煕子(ひろこ)のほかに側室をおかず、ただ1人を愛し続けた。煕子も、自分の髪を売り、夫のために金を用立てたという話もある。光秀の娘玉(細川ガラシャ)も優しい父を慕い、尊崇していた。

 今年の大河ドラマは平安末期、来年の「八重の桜」は幕末を描く。再来年は、人気の戦国時代がテーマというのは自然の流れといえる。光秀を描くとなれば、激動の時代に信念を貫いた新しいイメージの「人間光秀」と家族の絆などがテーマになるとみられる。

 [2012年9月19日7時16分 紙面から]



うん、これは、新しい切り口だ。
歴史のなかの悪役について、
人間としての魅力が描かれることは
とても面白そうだ。


Akechi_Mituhide.jpg
光秀の肖像画はなかなか凛々しくて悪役には見えない。


現代のような情報過多の時代とは違い、
かつての歴史というのは、
生き残った側に都合良くつくられる。
敗れた側、死んだ者には配慮されることはない。


平清盛や、源氏に滅亡させられた平氏一門についても、
平家物語のなかでことさらに平家を悪者に描くことで
源氏を正当化する、という視点でまとめられている。
それが既成事実として琵琶法師によって語られ、
さまざまな書き物の形で記述され、それが歴史の事実とされてきた。
必ずしもそうでないことは、近年の歴史研究により指摘され、
大河ドラマが清盛を英雄像の側面から取り上げることで
古い歴史認識をぶち壊すことに一役買っている。


明智光秀についても同じ。

歴史のたった一点において、
謀反という形で信長を本能寺で追いつめ、
天下を手に入れ、そして哀れな末路をたどった。
それだけで、末代まで悪役にされてきた。

しかし、本当に悪い人間であれば、
信長は彼を信用しなかっただろうし、
彼の当時のポジションもなかったわけで、
何が彼をそうさせたのか、彼は本当はどんな人物だったのか、
そこんところが非常に知りたくなってしまう。


近年、「歴女」たちの間でも
とても人気が高いと言う光秀。

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@ぴあ > 戦国武将特集


2014年のNHKの大河ドラマのゆくえ、
決まるまで、目が離せないんだよなあ。




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